マンション管理|2026-09-23

清掃仕様書のテンプレート(無料Excel)

管理会社・管理組合・オーナーの方向けに、清掃業者へ見積りを依頼するときに渡す仕様書のひな型を用意しました。見積り比較表と、業者を切り替える手順のチェックリストも付いています。

結論

清掃の見積りを正しく比べるには、先に「どこを・何を・どのくらいの頻度で」を仕様書にまとめ、全社に同じ仕様書を渡すことが大切です。このページのテンプレート(Excel・無料)は、物件に合わせて記入例を書き換えるだけで使えます。見積り比較表と、業者を切り替える手順のチェックリストも付いています。

「清掃業者を見直したいが、見積りの金額がばらばらで比べられない」「理事会で業者の変更を説明する資料がない」。管理会社のご担当者や管理組合の理事さんから、よくいただくご相談です。原因の多くは、業者ごとに見積りの前提(作業する場所・内容・頻度)が違うことにあります。この記事では、見積りの前提をそろえるための清掃仕様書の作り方をまとめ、そのまま使えるテンプレートを公開します。

清掃仕様書とは

清掃仕様書は、「どの場所で、どんな作業を、どのくらいの頻度で行うか」と、作業の時間帯や報告の方法などの条件をまとめた書類です。見積りを依頼するときに全社へ同じ仕様書を渡すと、次のような失敗を防げます。

  • 金額だけで選んで後悔する:安い見積りは、作業の範囲や回数が少ないだけのことがあります。
  • 「それは含まれていません」が後から出る:ガラスや高圧洗浄などが別料金だったと、契約後に分かるケースです。
  • 理事会で説明できない:条件がそろっていないと、なぜその業者を選んだのかを示せません。

仕様書に書く5つの項目

項目書く内容記入例
物件の概要戸数・階数、共用部の場所と床の種類、床の広さ40戸・5階建て、エントランス(タイル)、共用廊下(長尺シート)、外階段2か所
作業項目場所ごとの作業内容と頻度エントランスの床の掃き・モップ拭き:週2回
作業の時間帯作業できる曜日と時間平日 9:00〜17:00(朝の出入りが多い時間は避ける)
報告の方法報告書の形式と提出時期施工前後の写真付きの報告書をメールで、作業日から3営業日以内
契約・支払い契約期間、解約の条件、支払い方法1年ごとの自動更新、解約は2か月前までに書面で、請求書払い

作業項目の記入例(マンション共用部)

テンプレートの「清掃仕様書」シートに入っている記入例です。頻度は一般的な目安なので、人の出入りや汚れやすさに合わせて変えてください。

区分場所作業内容頻度の例
巡回エントランス床の掃き・モップ拭き、玄関マットの清掃週2回
巡回エレベーター床の掃き、壁・ボタン・鏡の拭き清掃週2回
巡回共用廊下掃き清掃、クモの巣の除去週1回
巡回階段掃き清掃、手すりの拭き清掃隔週
巡回ゴミ置き場床の掃き・整理、分別されていないゴミの報告ゴミ回収日の翌日
定期エントランス・共用廊下床の機械洗浄(ポリッシャー)3か月ごと
定期エントランス床のワックス塗布(ワックス不要の床材は除く)半年ごと
定期外階段・共用廊下高圧洗浄(コケ・黒ずみの除去)年1〜2回
定期エントランスガラス・サッシの清掃月1回
定期ゴミ置き場床の水洗い・高圧洗浄3か月ごと
定期排水溝・側溝泥・落ち葉の除去年2回

頻度の決め方は、定期清掃の頻度の目安で用途別・場所別にまとめています。

見積りを比べるときのポイント

  • 税抜か税込かをそろえる:業者によって表記が違うことがあります。
  • 仕様書の作業がすべて含まれているか:抜けている作業や、別料金の作業がないかを確認します。
  • 誰が作業するか:受注した会社のスタッフが作業するのか、別の会社に回すのかで、品質や連絡の早さが変わります。
  • 報告書の内容:写真の有無、提出時期、不具合を見つけたときの連絡方法を確認します。
  • 現地を見たうえでの見積りか:現地を見ずに出した見積りは、後から金額が変わることがあります。
  • 契約期間と解約の条件:長期の縛りや、解約の予告期間を確認します。

清掃業者を切り替える手順

テンプレートの「切り替えチェックリスト」シートと同じ内容です。上から順に進めると、清掃が途切れずに切り替えられます。

時期の目安やること
3〜4か月前今の契約書で、契約期間と解約の予告期間を確認する
3〜4か月前今の清掃の不満点と、続けてほしい点を書き出す
3か月前清掃仕様書を作る(今の業者の作業内容も参考にする)
3か月前2〜3社に同じ仕様書を渡し、現地を見てもらったうえで見積りを依頼する
2〜3か月前見積り比較表で、金額だけでなく作業内容・報告・作業者を比べる
2か月前理事会・オーナーの承認を取る(管理組合の場合は議事録に残す)
2か月前今の業者に解約を書面で連絡する
1か月前新しい業者と契約し、鍵・連絡先・ゴミの回収日などを引き継ぐ
初回初回の作業に立ち会い、仕様どおりか確認する
1〜3か月後報告書と現地を見て、頻度や作業内容を調整する

現場から

見積りのご依頼で仕様書をいただけると、ほかの業者さんと同じ条件で正確にお見積りできます。仕様書がまだない場合は、現地を確認したうえで作業項目の案をお出しすることもできます。報告書は施工前後の写真付きで、理事会の資料としてもお使いいただけます。

テンプレートをダウンロード(無料・Excel)

4つのシートが入っています:清掃仕様書(記入例つき)/共通条件(時間帯・報告・鍵・解約など)/見積り比較表(3社分)/切り替えチェックリスト。メールアドレスを入力すると、次のページからすぐにダウンロードできます。入力したくない方は、このページの表をそのままお使いください。

営業のお電話はいたしません。スパム防止のため、送信ボタンを押すと画像認証(CAPTCHA)画面が表示されます。認証後、ダウンロードページに移動します。

FAQ

よくあるご質問

はい、無料です。Excel形式なので、物件に合わせて自由に書き換えて、社内や理事会で配布していただけます。

管理会社か、管理組合(理事会)が作るのが一般的です。書き方がわからない場合は、今の業者の作業内容や報告書をもとに作るか、清掃会社に現地を見てもらって作業項目の案を出してもらう方法もあります。

2〜3社が目安です。全社に同じ仕様書を渡し、現地を確認したうえで見積りを出してもらうと、条件のそろった比較ができます。

仕様書の作業がすべて含まれているか、作業するのが自社のスタッフか別の会社か、報告書の内容と提出時期、解約の条件を確認してください。テンプレートの「見積り比較表」にまとめています。

今の契約の解約予告期間(例:2か月前)を確認し、3〜4か月前から準備を始めると、清掃が途切れずに切り替えられます。

はい。仕様書を法人向けの見積り依頼フォームかLINEで送ってください。現地確認とお見積りは無料です。大阪府・京都府に対応しています。

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